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秋田県林業コンサルタントからのお知らせ

 

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【 ニュース 】東北4県の森林土木コンサルタント職員の研修を行いました


 7月12~13日、青森、岩手、秋田、福島各県の森林土木コンサルタント職員の技術研修が仙北市田沢湖町で行われました。当日は、あいにくの雨の中、各県から13名が参加し、秋田駒ヶ岳の土石流対策や木材使用の橋梁について研修しました。
 初めに、秋田駒ヶ岳の土石流対策として、現在施工中の石黒沢NO1鋼製谷止工や先達川の既設砂防堰堤などを視察しました。この地区の渓流は駒ヶ岳火山活動に起因する土石の移動が活発で、昭和40年代から防災施設が設置されてきているものの、施設の満砂や老朽化が進み、近年、追加の対策工事を実施してきています。火山地域特有の大転石と抑制するべき土砂量の多さにより、堤体ボリュームも大きくなり、年度ごとに予算配分に応じた対策工事を実施してきています。
 現地では、国立公園内であることから、景観に配慮した化粧型枠や在来種による緑化工についての質疑などが活発に行われました。



 また、木材の土木活用の一例として、田沢湖県有林のCLT橋梁を視察しました。
 土木施設の長寿命化が課題となる中、橋梁床版へのCLT活用は、軽量であり、主桁補強が不要であること、施工が容易なことなどから、近年注目されてきております。他方、強度や耐久性に不明な点もあることから、秋田県木材高度加工研究所が現場施工後の検証を行っております。参加者は、施設の説明を受けた後、興味深く設置状況などを観察しておりました。

 日本各地で集中豪雨等が増加する中、対策工法の調査設計を担う各県コンサルタントの技術向上と情報共有が大切であることから、今後ともこうした研修を随時実施していく予定としております。







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