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【トピックス 】ドローン散歩:大潟村防風林
大潟村の防風林は、昭和30年代からの国営干拓事業の実施時、オランダの干拓地を参考に、防風効果と景観を考慮して設計されたと云われます。今では、ポプラとクロマツ、樹種転換として植栽してきたケヤキ、ヤチダモ、ハルニレなどの広葉樹により、「広大な田園、何処までも続く防風林」という大潟村独特の景観を保っています。
干拓事業時の計画では、地下水位の低下を待って、始めに、生長の早いポプラを中心に植栽し、ある程度成長した後、ポプラの寿命が短いことを念頭に、次第に、同じ陽樹でも丈夫で風害に強いクロマツに更新していく計画でした。実際、大潟村の東側に位置し南北に伸びる防風林の一部は、上木ポプラと下木クロマツの珍しい二段林を形成しており、当時の計画の一端を伺うことができます。
年月を経て、予想通り、ポプラの加齢や幾多の台風被害により、ポプラ林が次第に倒伏し疎林化するものの、管理していた大潟村の予算不足や野鼠害等から、クロマツなどへの樹種更新が計画通り進まない状況となっていました。
過去の台風被害などにより疎林化している箇所も目立つ
こうした事情を背景に、平成の時代にはいり、風害対策や住民の利便性向上を目的として保安林に指定され、治山事業による改植が進むこととなります。場所によって、溝切り、土盛りなどの地下水位の上昇を防ぐための基盤整備を行いつつ、疎林化した地域を中心に広葉樹植栽が進められました。また、マツクイムシ被害がクロマツ防風林内に散見されるようになったため、クロマツから広葉樹への樹種転換も図られました。
近年、防風林のさらなる疎林化が進んだのか、新たな植栽計画もあると聞きます。防風林は面積、延長とも広大であり、景観維持や観光振興に一役買っている箇所も多くあります。ポプラ、クロマツなどの既存立木を大切にしつつ、疎林化した箇所を中心に、ゆっくりした樹種転換が進むことを願う次第です。
大潟村のポプラの防風林、独特の景観を保っている
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