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【 ニュース 】中国緑化事業視察に参加しました
林コンでは、7月29日~8月3日に、昨年に引き続き、中国緑化事業視察に参加しました。今回は、公益事業課の佐々木明人主幹が同行しました。
視察先は、蘭州市の皐蘭山造林地、九州山造林地、興隆山天然林、天水市の黄土高原植生回復事業地などです。年間降雨量は蘭州市が300~400mmで人工的な散水が必要ですが、南東側の天水市は520mmで散水の必要がありませんでした。乾燥地において、降水量120 mmの差が植生の生育状況に大きく影響していることが実感できました。
土質は、シラスをさらに脆弱にしたような黄土であるため、各所にガリー浸食が見られ、将来的に森林基盤の安定を図る対策も必要ではないかと思われました。
両市とも砂漠化の拡大が懸念されている地域で、1982年より県と甘粛省との技術交流により森林化を目指して今日に至っています。植栽地の順調な生育は、顧問として同行した武田英文林業育成協会会長らの指導の賜であり、今後とも、活発な技術交流が行われることを願う次第です。
蘭州市の皐蘭山造林地の散水状況
天水市の黄土高原植生回復事業地で植栽されているアブラマツ
植栽ピッチの確認(黄土高原植栽回復事業地)
天水市で見られる斜面崩壊
甘粛省森林草原局との意見交換会
視察団のメンバー
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