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【 ニュース 】ドローンの活用研修会に参加しました
空からの情報を得る有力な方法であるドローンについて勉強しようと、去る11月9日(木)、平鹿地区林業後継者協議会主催で、「森林・林業分野におけるドローン活用研修会」が開かれ、森林組合、市町村、県などの林業関係者50名が出席しました。当社団は、いち早く林業調査にドローンを活用していることから、当研修会でドローンのデモンストレーション操縦を行いました。
現場でのドローン操縦状況を一通り参加者で確認後、森林総合研究所東北支所小谷英司氏により、現時点でのドローンによる森林・林業利用の実態について講演が行われました。
講演では、ドローンの写真撮影、オルソ画像による分析の実際、航空法などの規制状況の説明の後、森林計測や新植地での活用・調査の実例などが示されました。測量などの活用は有力であるものの、測樹などでは引き続き、各計測機器の特性や運用方法を知ることが課題としてあげられました。また、山元の伐採利益が年々減少する中、利益とコスト管理の徹底が必要になったことにより、ドローンなどの新技術の導入研究が進んでいるとしています。
(今後のドローン活用について)
かって軍事用などに使われていたドローンが、空の産業革命の旗手として我々の身近に本格登場して5年ほど経ちます。空撮はもとより、測量、点検作業、農薬散布、物流、緊急時利用など多方面で期待され、安全面、プライバシーなどから新たな規制も始まりました。
森林、林業への応用も期待されており、現在、大学や研究機関、企業などで研究が行われています。森林の概観探査から始まり、植生調査、資源・材積把握、森林土木事業での箇所・ 路線選定や測量、森林病害虫探査など活用範囲は広いものと思われます。
当社団では、今後の森林・林業関係の調査事業への広範囲な活用を視野に、2年ほど前から、ドローン一機を保有しています。現在は、各種の空撮利用に加え、松くい虫やナラ枯れなどの森林病害虫の調査事業に活用しています。病害虫調査の場合、調査対象が昆虫や樹木など生きた相手であるため、生態サイクルを理解しなければ調査が思うように進みません。具体的には、羽化脱出はいつか、罹病木は、いつ、どのように外見が変化するか、他樹種との判別のポイントはどうか、探索時の気象条件はどうかなど課題も多く、県内各現場ごとに調査時期や地形などの微妙な違いも把握しておく必要があります。
ドローン活用は、小谷氏からも指摘があったように、実例が少なく試行錯誤しながらの調査ですが、さらに、新規の展開が期待される分野での実証も、県内の現場で積極的に積み重ねていく必要があります。当面、現在行われている森林病害虫調査に加え、平坦地でのスギ林分の蓄積把握、皆伐・新植地での検査や測量、経年観察、荒廃渓流や海岸浸食などの長期的な観測、保安林の管理などでドローンによる調査実証が期待されていると思われます。
今後とも、ドローンを単なる一過性の空撮や測量に活用することで終わることなく、森林、林業との関わりにおいて、生きた動植物、変化する地形、動く土砂との関係性を重視しながら、これからの各種調査に活用していきたいと考えます。
現場でのドローン操縦状況を一通り参加者で確認後、森林総合研究所東北支所小谷英司氏により、現時点でのドローンによる森林・林業利用の実態について講演が行われました。
講演では、ドローンの写真撮影、オルソ画像による分析の実際、航空法などの規制状況の説明の後、森林計測や新植地での活用・調査の実例などが示されました。測量などの活用は有力であるものの、測樹などでは引き続き、各計測機器の特性や運用方法を知ることが課題としてあげられました。また、山元の伐採利益が年々減少する中、利益とコスト管理の徹底が必要になったことにより、ドローンなどの新技術の導入研究が進んでいるとしています。
(今後のドローン活用について)
かって軍事用などに使われていたドローンが、空の産業革命の旗手として我々の身近に本格登場して5年ほど経ちます。空撮はもとより、測量、点検作業、農薬散布、物流、緊急時利用など多方面で期待され、安全面、プライバシーなどから新たな規制も始まりました。
森林、林業への応用も期待されており、現在、大学や研究機関、企業などで研究が行われています。森林の概観探査から始まり、植生調査、資源・材積把握、森林土木事業での箇所・ 路線選定や測量、森林病害虫探査など活用範囲は広いものと思われます。
当社団では、今後の森林・林業関係の調査事業への広範囲な活用を視野に、2年ほど前から、ドローン一機を保有しています。現在は、各種の空撮利用に加え、松くい虫やナラ枯れなどの森林病害虫の調査事業に活用しています。病害虫調査の場合、調査対象が昆虫や樹木など生きた相手であるため、生態サイクルを理解しなければ調査が思うように進みません。具体的には、羽化脱出はいつか、罹病木は、いつ、どのように外見が変化するか、他樹種との判別のポイントはどうか、探索時の気象条件はどうかなど課題も多く、県内各現場ごとに調査時期や地形などの微妙な違いも把握しておく必要があります。
ドローン活用は、小谷氏からも指摘があったように、実例が少なく試行錯誤しながらの調査ですが、さらに、新規の展開が期待される分野での実証も、県内の現場で積極的に積み重ねていく必要があります。当面、現在行われている森林病害虫調査に加え、平坦地でのスギ林分の蓄積把握、皆伐・新植地での検査や測量、経年観察、荒廃渓流や海岸浸食などの長期的な観測、保安林の管理などでドローンによる調査実証が期待されていると思われます。
今後とも、ドローンを単なる一過性の空撮や測量に活用することで終わることなく、森林、林業との関わりにおいて、生きた動植物、変化する地形、動く土砂との関係性を重視しながら、これからの各種調査に活用していきたいと考えます。
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