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秋田県林業コンサルタントからのお知らせ

 

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【 ニュース 】プラザクリプトン「学習交流の森」にCLT木橋を設置しました

    このたび、当社団公益目的事業で、秋田市河辺のプラザクリプトン(秋田市河辺戸島字上祭沢)に隣接する「学習交流の森」に、秋田県立大学木材高度加工研究所佐々木貴信教授の指導を得て、床版にCLTを使用した橋を2基設置しました。
 CLTは板材(ラミナ)が直角に交わるように重ねて接着した構造用材料で、ヨーロッパで開発・実用化が進み、8~10階建てのマンションや、中・大規模の商業施設や公共施設、集合住宅などが実際に建てられています。
 日本では、近年、木材の需要拡大の観点から、林野庁や国土交通省がCLTを推進しており、建築基準法上の位置づけを得て、主に、高層階の建築材料としての活用が期待されています。
 今回は、さらにCLTの可能性を広げようと、橋梁の床版に活用したものです。CLT床版は、すでに、平成29年に、仙北市石倉沢県有林で施工済みです。
 「学習交流の森」 では、2基の床版が、それぞれ3×1m、4×1mで、厚さは、いずれもラミナ厚2.4cmの5層で計12cmです。3m橋には防虫剤を使用し、4m橋にはFRPラッピング処理を行い防腐薬剤は塗っていません。
 屋外で使用する木材について、強度や耐久性を持続させるには、劣化・腐朽対策が重要です。今後、設置後の耐久性等について、佐々木教授が中心となり検証することとしています。

プラザクリプトン「学習交流の森」に設置されたCLT木橋
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